制作や開発のガチ勢は、その業界の中には埋まらない

制作や開発のガチ勢は、その業界の中には埋まらない

ダブルワークをやっていて感じたことの諸記。

昼間は自分はごくごくよくある全く別の業種をやっているわけですが、WebとかのIT業界から抜けて、その全く別の業種に入って感心したことをひとつ。

 

ぶっちゃけ申し上げますと・・・自分なんかより、そういう専門的なことに特化してる人ってのをその全く別の業種内で見ました。というか現在進行系で見ています。

以前、現在の務めどころの面接に行った際に、自分のそれまでの経歴について面接担当の方に聞かれたわけですが、そのときに「IT業界って言語何でやるの?」と言った感じのことを聞かれた。

まぁ、ここまでなら普通によくある話なのですが、「PHPとかRuby、あとPython」と答えたとき…。

 

「ああ、サーバ関係だからそっちのほうね。」

 

その反応、通じている。

この時点で「ああこの人、多分間違いなく絶対全部わかってるわ」的なことを感じた。

分かっていない人だったら、これまでの経験上、明らかに私みたいな見た目ギークな人でないと「ふーん」「むつかしい…わかんにゃい><」とかの興味なさそうな感じで来たり、逆に「PHPいいよね」「Rubyいいよね」「Pythonいいよね」みたいな感じで当人はよく分かってないのに掘り下げてくるもんです。

 

で、今の務めどころで開幕一週間にして、そのときの方と話していた際に、あの反応の理由はすぐに分かった。

 

どうも私みたいななんちゃってコーダーだとかPGじゃなくて、制御系統のC言語をやっていた元SE…言わばガチ勢だった。

 

C言語は私もサーバだろうがローカルだろうがプログラムを動かすのをより深く理解したくて、中途半端な環境で簡易的な習作を作った以外何も触れてはいない。

 

更にそれに加えて、

 

「これこれこういう制御プログラムほしいんだけど、作ってくれたら買うよ?」

 

ごめんなさい。まともな環境ないので難しいです。

 

正直なところ、曲がりなりにもそういうことはやっているのでプログラム自体は問題なく書けるだろうけど、自分のPCにある中途半端な環境で実用に足るものを作れるかどうかというのは果たして怪しい。

あと一応、「自分は皆に使えるものを自由にフリーに作る」が、長年業界にいてのとりあえずの答えなので、丁重にお断りさせていただいた。

 

で、更にそれ以外。

 

別の方で、自分と同じくバイクが趣味という方がいた。

この方もなかなかの変態な方だった。

 

自宅でニコイチのバイクとかやっているらしい。

 

キャブレター車がいい!それしか触らない!といっていたけれども絶対にさ・・・。

 

サブコンいじっちゃってるよね。

 

これを鑑みてつくづく思った。

 

制作や開発のガチ勢は、その業界の中には埋まらない。

 

業界の中にいると多少盛って話すことが多々だけど、この方達にはそれがない。

だって、そこで自分を大きく見せる必要がないもの。

 

えらそーですが、感心。今まで見てきたものがどれだけ狭いものだったかといったところで、これまでにないくらい感心しました。

 

気を使わず、気の向くままに、真の意味で思うままにできるようにする。

「自分は皆に使えるものを自由にフリーに作る」と思ったのも、あながち間違いじゃないのかなと改めて思いました。